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2パターンの威嚇行動

2パターンの威嚇行動
2パターンの威嚇行動

2パターンの威嚇行動

体を持ち上げる威嚇

体を持ち上げる威嚇

ツチノコは、普段土の奥深くへ潜っていることもあって、たいていはおとなしい。しかし、観察のために何度もツチノコを土中から掘り起こしたところ、威嚇行動をとることが確認された。

まず、尾のある方を軸として飛び上がるように体を持ち上げる。

次に、ジャンプ体制をとるときと同じように体を著しく縦扁させる。同時に口を大きく開き相手を威嚇、尾はときおり左右に激しく振られる。

この一連の動作は驚くほど俊敏であり、普段の臆病な性質からは想像できないくらい攻撃的である。

一般的なヘビの場合、体を折り曲げて鎌首を持ち上げて威嚇する。

これが、クサリヘビ科のマムシだと、尻尾部分を持ち上げてカラカラと音を鳴らし、折り曲げた体の部分を一気に伸ばして積極的に攻撃してくる。

このことからも、ツチノコはやはりクサリヘビ科を連想させる。積極的に攻撃してくる可能性があるため、威嚇行動時には近づかない方が無難である。

体を膨らませる威嚇

体を膨らませる威嚇

ツチノコの威嚇行動に関し、もう1つパターンが見られた。それはやはり、ツチノコを土から掘り起こしたときに見られた行動である。

始めはじっとしていたが、ほどなくすると少しずつ体を膨らませ始め、やがては体が風船のように膨らみ、はち切れんばかりとなった。

九州南部では、ツチノコのことを俵蛇(タワラヘビ)と呼び、俵を連想させる名が付いているが、この姿からそのような地域名が生まれたと思われる。

その姿はどこか愛嬌のある姿でもあり、体を膨らませきったあとは、まるで空気が抜けていく球のようにゆっくりと時間をかけながら元の姿へ戻っていく。

元の姿へ戻ると、すぐさま土中へと潜り始め、すぐに姿を消してしまった。

この風変わりな行動は、約1年間の飼育期間中わずかに一度きりであるが、他の生物にみられるように、相手に自分の体を必要以上に大きく見せる意味があると思われる。

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